第3回目のはてな琴 いよいよ最終章は「おと楽しみ」
参加者 子ども12人 おとな6人 スタッフ•サポーター他 11人
ゲスト 片岡祐介さん(音楽家)
野村幸弘さん(映像作家)
まずは、前回つくった「はてな琴」の再現&リニューアル。さらに進化。
せんろ琴、つつ琴、たいが琴、竿だけ琴に加えてさらに新しいパーツや造形が加わる。
びんわんサポーター 石川智さん作のペットボトル琴。
約40分後…
そろそろ、「おと楽しみ」へ。
ところが
前回つかった「マサイ笛」をわすれた!
オカリナを吹いてみるが、のんきな音に、そばにいた子が「だれもきいてないよ」とつぶやく。
どうしようか…と思っていたところに
「ぱーんっ!!」
一同、風船の音にびっくりして、音が止まる。
このチャンスに乗じて「はーい、では椅子に座ってくださーい」と言うと
一同、着席。
さてさて、おまちかね音の達人 片岡祐介さんから はてな琴「おと楽しみ」セッションの作戦披露
まずは、片岡さんのソロ演奏ではてな琴をあじわう。
それから片岡メモ(参加者の様子をみて、演奏に加わる順番をメモしたもの)にしたがい、演奏の途中で黒板に名前をかいていく。
名前を書かれた人は、演奏に加わる。
終わり方は、もりあがっておわるか、しずかにおわるか…と片岡さんに問われ「しずかに終わる!」を参加者が選択。
片岡さんが鍵盤ハーモニカを合図に徐々に静かに演奏を終えてゆく…というルールを説明。子どもたちも静かにきいている。
そして演奏スタート。
映像作家、野村幸弘さんも動く。片岡さんと野村さんが線路をシンクロしてすすんでいくのは、なんだかダンスのようでもある。
名前をかかれた子、おとなは、つぎつぎと、思いがけないほどすんなり、はてな琴にとびこむ。
しだいに、なかなか順番が来ない子がじりじりしている。
じわじわ演奏者がふえる
全員での大セッション。
そして、いよいよ、片岡さんの鍵盤ハーモニカが鳴ると、じわりじわりと演奏が収束。
「おしまーい」とはやちゃんの声が響く。
終わり。はてな琴。
3回のワークショップをその間の期間を通じて、たどりついた答え。
いつもやんちゃで、あそびまくり、奔放な、ぶっとびスト=こどもたちが見事に片岡ワールドでおよぐ。
ぶっとびアートに集う子どもたちは、個性さまざま、年齢さまざま、興味さまざま、できること、得意なこともさまざまだけれど
向かい合って投げれば、ボールを受け止め、投げ返してくるのだということを目の当たりにした。
ぶっとびは、こどもたちとおとながのびのび遊ぶ場作りを重視してきたが、さらにその先に向かう時期にきているのではないかという発見。場は育ち、こどもたちも育ち、そして私たちは次に何に向かうのか。
それをさがすてがかりとして、終了後、深澤孝史さん考案の「きろくおりがみ」にとりくむ。
今日のかかわりやあそび、印象にのこったことを、それぞれおりがみに書き込んでゆく。
さて、このつづき。ぶっとびもはてなも続くはず。
これからも育ち育てられ、すくすく ぶっとんでまいります。
最後になりましたが、参加者のみなさん、びんわんスタッフのみなさん、ゲストの片岡祐介さんとそのご一家、毎回岐阜からきてくださった野村幸弘さん、浜松市文化振興財団の鈴木さん その他ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
これからもよろしくおねがいします。